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温間時エンジン再始動困難

不具合内容

KE10カローラが販売されていた1960年代後半。車のエンジンの気化器はキャブレターでした。

当然のことながら、我が家のカローラもキャブ車です。

当時の車は、気温が下がるとエンジン始動が難しくなり、チョーク(←若い人は知らないかも)を引いてエンジン始動するのが普通の事でした。

我が家のカローラも冬場は回転が安定するまでしばらくかかります。

でも、一度温まると簡単に始動できるのが普通の事です。

この年、カローラに起きたトラブルはこの真逆。つまり、エンジンが冷えている時は始動出来るのに、温まると始動できなくなる現象です。

交差点の中でエンストしようものなら、大変な事です。後ろも横もどんどん車が来るのに、どれだけスターターを回してもエンジンスタートしません。

冷間時にエンジンがかからないのは大した問題ではありません。温まるまで待てばいいんですから。

逆に、温まったエンジンがかからないのは、エンストすると次に始動できず、周りに迷惑をかけてしまいます。

キャブレターを調整したり、点火タイミングを調べたり、プラグの焼け具合を点検したり・・・。

色々やってもダメ・・・。

金属導体は、温まると電気抵抗地が上がるのは一般的な事なので、老朽化で抵抗値が上がっているのかと思いプラグコードを交換したりもしました。

少しは改善したものの、決定打には至らず・・・。

ダメ元でやってみたのが、これ。

プラグをイリジウムプラグに交換したのです。

普通のプラグの数倍のお値段ですが、背に腹は代えられません。

ちなみに、カローラにつけたサイズは、BPR5EIX-Pです。

この交換がドンピシャリ的中!

交換後はまったく普通にエンジン始動できるようになったのでした。

本当の原因が何だったのかは分かりません。

だけど、プラグを交換してからは冬のエンジン始動もはるかに楽になりました。

旧車乗りの皆さんにはおすすめ出来る手軽な改造の一つだと思います。

特にエンジン始動に悩みを抱えている旧車乗りの人は、一度お試しください。