不具合内容と対策

会社からの帰り道。いつも日が暮れてからの帰宅なので、ヘッドライトを使います。
ロービームは普通通り作動していたので、なんの違和感もなく、帰路につきました。
途中の田舎道、いつもの通りハイビームに切り替え…あれっ!ハイビームが点灯しない!
最初、バルブ切れを疑いましたが、バルブなら両側ともに点灯しないのはおかしい。
両方とも点灯しないという事は、ヒューズ切れ?
自宅に帰ってから、ハイビーム側をバッテリー直結にすると、ちゃんと点灯します。という事は、バルブ切れじゃない。
ヘッドライトスイッチの故障??導通を調べてると、ちゃんと導通あり。
導通はあるし、バルブ切れもない、だけど点灯しない。
当時の車にはリレーも付いていないから、リレーの故障もなし。
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しばし考えて、思い至った結論は。
旧車ならではの不具合なんですが、単なる電流値不足だろうと...。
リレーのない旧車の場合、電流はライトスイッチなどにダイレクトに流れています(上の配線図を参照ください)。
このスイッチの接点や、配線などが古くなると、導通はあるのに電流はそれほど流れないという状態になるのでは??
この症状に対する対策は
- スイッチを交換する
- スイッチ内部の接点を掃除する
- 配線を取り換える
4極リレー:エーモン3235を接続して、いざ導通トライ。
リレーを励磁させるだけの電流は流れていたようで、ちゃんとハイビームが点灯しました。
旧車を毎日乗るためには、こういうトラブルシューティングはとても大切です。
機構が単純なので、中学生の理科や技術程度の知識で十分ですが、電気系のDIYは火災に十分注意してください。
配線を追加する際には、必ずヒューズを付けて、漏電の際の対策をするのは必須です。